NA6CE ROMチューン for インジェクション


今までキャブ用に点火マップを書換えたROMを紹介してきましたが、
今回インジェクション用ROMをROMチューンしてみました。
っと言っても以前にもやってましたが、自分のロードスターを
キャブ仕様にしたためキャブ用の点火マップ変更がメインでした。

NA6CEのROMを解析してみると、NA8に比較するとNA6のROMは、
高回転域では、安全マージンが大きくまだまだ薄くできそうで
中回転域では、噴射量が少なく薄いので濃くしてトルクが出せそうです。
点火マップも進角が少なく高回転では、まだまだ進角出来そうです。

NA6CEの点火マップと燃料マップです。

燃料マップの00は、フィードバックゾーンでこの領域は、
補正無しの基本噴射量でマップを書換えても
理論空燃比に近づけようと制御されるので手を入れません。

マップの数値から空燃比や点火時期に変換させる数式等を知らなくても
最近では、いろんな方が専用のマップエディタを出してるので
問題有りませんが、下記が変換数式になります。

点火時期→(マップ数値−56h)/4.5+10
空燃比→マップ数値(10進法変換)×0.8=増量補正  14.7/増量補正


上記数式を含めROMチューンする為に参考にしたのは、もう閉鎖されて何と言うサイトか、
覚えてませんが、有る方のHPで紹介されていた物を印刷保存した資料です。
現在では、FireRoadesterと言うすばらしいサイトで
詳しく紹介されてるのでそちらを参考すると良いでしょう。

ロム数値から空燃比や点火時期を出す事ができますが、
実際にこの数値になってる訳では、有りません。
実際には、水温や吸気温他の補正が加わり出力されます。

そして下記が今回書換えたROMとノーマルROMの三次元マップです。
上がノーマルで左が点火マップ右が燃料マップです。
ノーマルでは、低中回転域がA/Fが13付近で薄くトルクがでません。
グラフを見ても低中回転域が凹んで極端に薄くなっていて
高回転域で急激に増量されてます。
高回転では、A/Fが最高10.5と濃すぎる為
エンジンがの回りも遅く高回転の吹けが悪いです。

点火マップも凸凹で高回転域でも点火時期が、21°と進角が少なくまだまだ進角可能です。

そして、下が今回書換えたTSRロムで同じように左が点火マップで右が燃料マップになります。
グラフでノーマルと比較しても違いの差は、はっきり解ると思います。

チュンニングロムは、出力空燃比12〜13付近になるように書換えますが、
走行条件やエンジン仕様により微調整します。
実際には、点火時期とのマッチングや実走行でノッキングを確認しながら決定します。
A/Fを小さくするとトルクが出て大きくするとエンジンが軽く回り吹け上がりが良くなります。
A/Fを変化させると若干排気音が変化して小さく(濃く)すると排気音も大きく(低音)なります。

点火マップは、ノーマルのように凸凹させずに進角させ全体的に点火時期を見直してます。
走行テストした所高回転域は、まだ進角できそうでした。

燃料マップも低中回転域の薄い部分を増量してトルクが出るように設定し
高回転域もノーマルは、かなり濃く設定しているので
その部分を削りエンジンの吹け上がりを良くしています。
今回は、レギュラーガソリン仕様として数値を決定しました。
レギュラーでノッキングの有無を確認しています。
ハイオクを使用して全体的に進角させるともっと体感的に良くなると思います。

決まった1台のロードスターに合わせてチューンするので有ればもっと細かく書換えれますが、
今回は、ノーマル〜ライトチューン車を想定しての設定なのでそれらに十分対応できるように
する必要が有る為ギリギリの設定は、避けています。
実際に走行した感じでは、点火時期は、まだ進める事も可能で
燃料マップも高回転域でもう少し薄く出来そうです。

専用のROMをA/F計を使いノッキングを確認しながら現車合わせで設定するのが
やはり一番ですが、時間と手間が掛かり作業も大変です。
一般走行でのセッティングは、難しくシャシダイ等で作業するのが良さそうです。

        NA6CE ノーマル点火マップ                NA6CE ノーマル燃料マップ


         
 NA6CE TSR点火マップ                  NA6CE TSR燃料マップ



走行テストインプレ

今回は、同じ金沢に住む こたろ さんにモニター&走行テスト車両レンタルして頂きました。
こたろさん ありがとうございました。

写真
仕様 エンジンノーマル 吸気系ノーマル 排気系ノーマル 

まず最初に私自身がノーマルとTSRロムを比較して感じた事を記します。
(ロムを書いた本人なのでちょとあまい採点かも?)
@ 0→全開加速
ノーマルと比較すると4500rpmからの加速感は、格段にUPしています。
A 山間部走行
低速域のトルクが増えてアクセルの踏み込む量が少なくなった。
B 高速道路(高速道路追い越し加速)
シフトダウン無しの追い越し加速を比較してもノーマルより良く追い越しが楽
エンジン音が静かで振動も少なく感じた。
C 市街地走行
A/Cを入れて走行してもノーマルのように極端に重く感じない。
低中回転域の燃料を増量してトルク増した効果だと思います。
運転していて特に不具合や乗り辛さは、感じませんでした。

次に今回のテストマシーンオーナーの こたろさん のインプレです。

今回協力頂いたこたろさんのロードスター



まず一番に感じたことは街乗りが楽になったことです。
これまで1速落とそうかとなんやんでいたところでその必要がなくなりました。
おかげで運転自体が気楽になりました。
高速走行でも中間加速が感じられるようになっています。
シフトダウンし、7200回転までしっかり回せば、
90km/hからでもスムーズに加速し、
140km/hくらいまで驚くほど気持ちよく加速します。

4000回転以降では回転数は軽やかに伸びて、これまであったもたつきが解消されてます。
特に5500〜7000回転くらいでは予想以上に加速するので少し怖いと思いました。
その後も、これまであった苦しさが無くなっており、7200回転くらいまでは加速を続けます。
それ以降は苦しそうに唸りをあげるだけで加速感は衰えました。

そのほかの面では、エンジン音が静かになった、吸気音が軽くなったような気がします。

ノッキングについては正直分かりません。
ノーマル時と比べて遜色ないように思えます。

というわけで、今回のインジェクションROMチューンのまとめですが、
私的には街乗りから高速道路までトータルで十分に底上げされており、
速さを求めないユーザーでも十分に活用性が感じられます。
このフィーリングはよりロードスターで走る世界を広めてくれるのではないでしょうか。
実は気になっていた燃費も気持ち増えておりうれしいです。
高速道路走行でガンガン回しても16km/Lでした。

以上が報告頂いた内容で、とても良い評価を頂きました。

テスト結果から全開加速テストでは、エンジン音を聞きながらシフトチェンジしていきましたが、
ノーマルエンジンでは、7500rpmが限界のようでした。
装着したROMは、レブ8000rpmに設定しましたが、レブを効かせるのは、
エンジンの実力性能上無理そうでした。ノーマルカムの場合7500rpmでも十分です。


引き続きモニター募集です!!

今回のテストでROMの作動等に問題無い事が確認できたので、
引き続き何名かモニターを募集します。

今回の募集対象です。


モニター対象ROM
ROM             TSRロム NA6 INJ Ver1.1
基本仕様            ノーマル〜ライトチューン
レブリミット           8000rpm (変更可能)
レギュラーガソリン仕様  ハイオク使用時は、イニシャルタイミングを2〜3°進角可能
(今現在ハイオク仕様無し)


今回モニター条件

@ NA6CEのインジェクション車で排気系チューン&ハイカム装着車希望
   (4スロ、VPC装着車は、不可能)
A 2週間以内にインプレレポート頂ける方(HPで紹介します)

モニター御希望の方は、こちらより御連絡ください。

モニター商品内容


@ ROM本体のみ  追加基盤装着済み又はご自身でご用意される方

  モニター特別料金  送料込み¥2000(ハイカム装着車のみ)


  
ノーマルカム車のモニターは、4/28で終了しました。

A 追加基盤&ROM付き加工済みECU(ノーマル下取り)

  モニター特別料金  送料込み¥13000

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